海風と生きる放浪画家・伊東孝志の「人生・楽書道草」

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RSS うさぎ捕獲作戦

<<   作成日時 : 2009/05/22 00:15   >>

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とある南の島、
ちいさな無人島へ、シーカヤック5〜6艇、おとな6人と子ども・少年レイひとりの計7人で、日帰りツーリングを楽しんできた。

周囲2キロばかりのその島には、白ウサギが数多く生息しており、あちらこちらのアダンや草むらの陰から ピョンコ ピョンコ と顔を出しては、こちらの存在におどろいて、茂みの中に逃げ隠れするのであった。
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少年レイには、島に渡る前にウサギのことを話し、二人して、幾つかの生け捕り作戦を考えていたのだった。
少年レイは、ロープの輪を多用して2重3重のチョー複雑な「連発罠」を想い描いていた。
わたしは、単純明快な「落とし穴作戦」である。

ところが、あまりにも海がキレイで、ヒトデやナマコ、巻貝など不思議な生き物たちに気をとられた少年レイは、時の経つのも忘れ1〜2時間泳ぎっぱなしで、ウサギ捕獲作戦など、すっかり忘れてしまっている様子であった。

残り滞在時間1時間半を切ったところで、ウサギのことを想い出した少年レイは、漂着した漁労用ロープを探しに砂浜をうろつき始めた。

遠くに仕掛けてあるロープの罠をみつけ、うれしそうにソ〜ッと近づいてゆく。
と、手前に、砂に埋もれたニンジンを見つけた少年レイは、それを拾おうとしたとたん、深さ60センチの穴に、ズッポリとハマってしまったのだった。
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ロジャーラビット風・落とし穴 大成功!である。 

「あ〜ッ!はめられたァ〜!!」と、小学4年生らしからぬ「おたけび」をうれしそうに叫ぶ少年レイは、あまりにもの落とし穴サプライズのオモシロさに、20〜30m遠くに甲羅干しでうたた寝しているパパ・ポールを落とすべく、切り返しも素早く、セッセと穴を新たに掘り始めるのであった。

少年レイの小さな手のひらでは、日が暮れてしまうので、ワタシもすかさず穴掘りを手伝うことにした。
少年レイが小さな声で「イトーさんイタズラ、スキ?」とささやくので、小学47年生のわたしが「ダイスキ!」と答えると、砂まみれの少年レイは「オレもダイスキィ〜ッ!」と、うれしそォ〜につぶやきながら、懸命に二人して穴を掘り進めるのであった。

60センチの穴を見事にカモフラージュしたところで、驚くことに少年レイは、パパ・ポールと落とし穴の直線上のさらに4〜5m遠くに、ダミーの落とし穴を作リ始めたのである。小学4年生にしては、なかなかの頭の回転の良さである。
ダミーの穴を5〜6分掘り進んだところで、「手伝ってェ〜〜!」と大声でパパ・ポールを呼び起こし、のこのこ近寄るパパ・ポールを、もののみごとにズッポリ穴へと落し入れたのであった。お見事!!

3人で笑い転げていると、さすがに親子!こんどはパパ・ポールも落とし穴サプライズのオモシロさに目覚め、遠く甲羅干しにうたた寝する、営業・ウシヤマを落とすべく、3人でせっせと穴掘りにいそしむのであった。 

こうして落とし穴3連発は、ブタ・インフルエンザよりも伝染すばやく、もののみごとにサプライズとおお笑いを、無人島の砂浜じゅうにまき散らすのであった。

めでたし メデタシ!





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